ファンケルが3日続伸、国内有力証券は「オーバーウエート」に引き上げ
ファンケル<4921>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は4日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。目標株価は2300円から3000円に見直した。24年3月期の会社計画は慎重な印象として、業績予想を増額修正している。具体的には今期の連結営業利益を119億円から130億円(会社計画120億円)に見直した。同社のインバウンド需要は訪日中国人数の増加に伴い増える可能性が高い、と指摘。同社は中国で電子商取引(EC)事業や海南島などに進出しておらず、日本との価格差が大きいとみている。また、健康志向に伴いサプリメントが新たな需要を創出している。すでにバリュエーションが上昇している資生堂<4911>やコーセー<4922>に比べインバウンド需要が期待できる化粧品株のなかで株価に割安感がある、としている。
株探ニュース