資生堂やツルハHDが逆行高、訪日外客数の回復続きインバウンド関連の一角に資金
全体相場が調整色を強めるなか、化粧品の資生堂<4911>やコーセー<4922>が逆行高。ドラッグストアのツルハホールディングス<3391>やマツキヨココカラ&カンパニー<3088>、百貨店の松屋<8237>が頑強な動きとなっている。日本政府観光局が18日発表した今年9月の訪日外客数(推計)は218万4300人となった。コロナ禍前の2019年9月比で3.9%減となり、4年前の同じ月と比べた減少率は8月の14.4%から縮小した。中国からの訪日外客数は回復の鈍さを意識させる内容だったが、中国以外の国や地域からの訪日客数は順調に伸びており、インバウンド関連株の一角に対しては、今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。JR東日本<9020>やサンリオ<8136>、HANATOUR JAPAN<6561>も堅調に推移する。
株探ニュース