東洋合成が大幅反落、国内有力証券が目標株価を引き下げ
東洋合成工業<4970>が大幅反落している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が28日付で投資判断「ホールド」を継続し、目標株価を1万6500円から1万5700円へ引き下げたことが弱材料視されているようだ。
同証券では、ArF、EUVなど最先端プロセスの半導体用フォトレジスト原料の中長期的な需要増加による成長に対する見方に変更はないものの、株価には概ね織り込まれていると指摘。一方で、7-9月期の感光性材料部門はEUV用光酸発生剤及びポリマーが好調だった第1四半期からの反動減などで落ち込み、化成品部門も値上げ前の駆け込みからの反動減から第1四半期比で減収減益になったとして、同社営業利益予想を22年3月期で56億円から47億円へ、23年3月期を同62億円から59億円へ引き下げている。
株探ニュース