富士石油が高い、原油・為替想定見直し今期業績予想を上方修正
富士石油<5017>が高い。前週末10日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高の見通しを6880億円から7368億円(前期比13.4%減)、最終利益の見通しを56億円から121億円(同3.4倍)に引き上げた。9月中間期の業績は計画を上振れて着地しており、買い安心感をもたらしたようだ。
原油価格や為替レートの想定の見直しに伴う原価押し下げ効果の拡大などを見込み、業績予想に反映した。4~9月期の売上高は前年同期比28.1%減の3197億1100万円、最終利益は同22.6%減の112億900万円だった。ドバイ原油価格が想定よりも高く、為替も円安となり、原価押し下げ効果が高まった。原油価格の上昇により製品マージンも堅調に推移した。
株探ニュース