富士石油が動意、PBR0.4倍台でバリュー株物色の流れのなか頭角現す
富士石油<5017>が動意。5日移動平均線を絡めたもみ合いから上放れる兆しをみせている。石油元売り中堅だが、上流開発から撤退し輸入原油を精製してガソリンなどを生産する石油精製専業。バリュー株物色の流れが強まるなか、PER5倍台でPBRは0.4倍台と解散価値の半値以下に放置されている。25年3月期は年12円配と24年3月期からは3円減配となるがこれは記念配の剥落によるもので、2.3%前後の配当利回りをキープしている。株価500円台と値ごろ感があり、低PBR是正に向けた株主還元強化の思惑も株高を後押しする。
株探ニュース