コスモHDは一段高、積水化とCCUに向けた共同検討開始
コスモエネルギーホールディングス<5021>が後場一段高となっている。同社はきょう、積水化学工業<4204>が持つ二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)に高効率で変換する技術「ケミカルルーピング反応技術」を用いたCO2有価物変換「CCU」に向けた共同検討について基本合意書を締結したと発表しており、これが買い手掛かりとなっているもよう。
また、同社は17日に、グループのコスモエネルギー開発が米国のリチウム資源開発事業への新規参入を目指した取り組みを開始するため、米国法人「Cosmo E&P USA」を設立したと発表。リチウムは電気自動車(EV)の車載用蓄電池に使用されるほか、再生可能エネルギーの主力電源化のために必要な電力の需給調整に使われる蓄電池などにも使われることから今後の需要増加が見込まれており、これを材料視する向きもあるようだ。
株探ニュース