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セカンドサイトアナリティカ:アナリティクス・AIサービス事業を展開

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2024年7月5日 13時09分

セカンドサイトアナリティカ<5028>は、機械学習やディープラーニングなどを用いたアナリティクス・コンサルティングサービス及びAI(人工知能)プロダクトの提供を行う。

ワンストップでアナリティクス・AIの開発・導入・活用・運用のサービスを提供する「アナリティクスを活用したビジネス価値創造企業」として事業を展開している。機械学習を活用して個々のビジネス課題を解決するアナリティクスコンサルティング事業と、汎用的に利用できるシステムを開発し、提供するAIプロダクト事業で構成。AIプロダクトでは、「R2Engine」「SXスコア」「SkyFox」などのプロダクトを展開している。両事業とも導入フェーズではフロー売上が上がり、運用フェーズに入るとストック売上になる。2024年12月期第1四半期におけるストック売上比率は30.4%。

24年12月期第1四半期の売上高は256百万円(前年同期比32.0%増)、営業損益は35百万円の黒字で着地した。アナリティクスコンサルティング事業の売上高は125百万円(同29.8%増)、AIプロダクト事業の売上高は130百万円(同34.2%増)。アナリティクスコンサルティングは案件需要が旺盛で引き続き増収、AIプロダクトは「R2Engine」を中心に導入・運用が継続して底堅く推移したようだ。通期の売上高は1150百万円、営業利益は175百万円を見込んでいる。

OpenAIが開発したChatGPTのリリースを受けて生成AIの案件も増加する中、同社は決済、金融を中心に様々な分野からの案件需要が増加しているようだ。また、同社は金融に知識のあるコンサルタントがそろっているほか、人材獲得は順調に進捗しており社内育成体制も整っている。AIプロダクトでも他社にはない製品を扱っており、競合優位性を維持している。そのほか、AI業界全体の市場規模の拡大が続いていくなか、競合では異業種のM&Aも見られており、同社も非連続的な成長戦略を想定している可能性もあるか。トップラインの成長が続く中、同社の今後の動向に注目しておきたい。

《NH》

提供:フィスコ

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