サークレイス---3Qは2ケタ増収、主力事業が増収に貢献
サークレイス<5029>は14日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比15.6%増の19.09億円、営業利益が同34.4%減の0.59億円、経常利益が同37.3%減の0.55億円、四半期純利益が同79.7%減の0.17億円となった。
主力事業のSalesforce Consulting、Anaplan Consulting、カスタマーサクセスにおいては、リモートワークでの対応ができることを強みに前年に引き続き増収に貢献した。また、DXにおいては、駐在員管理クラウドサービス「AGAVE」が堅調な売上を計上し、さらに統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「CirclaceR」も直近のプロモーション効果により売上を計上し始めている。また、第1四半期で前年割れとなったエデュケーションは、四半期ごとに増減はあるものの、累計で前年比プラスとなった。一方で、2022年4月12日に東京証券取引所グロース市場に上場したことによる広告宣伝費の増加、租税公課の増加、一時的な本社移転関連費用の発生、社員募集費の増加などにより、販売費及び一般管理費が増加した。また、取引先からの損失補填の求めに備えるために損害補償損失引当金繰入額を特別損失として計上した。
2023年3月期通期については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比10.8%増(前回予想比9.8%減)の25.11億円、営業利益が同57.3%減(同72.7%減)の0.64億円、経常利益が同57.2%減(同72.9%減)の0.59億円、当期純損失が0.28億円としている。
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株探ニュース