住友理工は後場一段高、21年3月期税引き前予想を赤字縮小に上方修正
自動車用防振ゴム大手の住友理工<5191>が後場一段高に買われ、前日比11.4%高の665円まで上値を伸ばしている。きょう昼ごろ、21年3月期の連結税引き前損益を従来予想の95億円の赤字から32億円の赤字(前期は74億3500万円の黒字)へ上方修正すると発表しており、これが好材料視されている。
今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。想定以上に自動車生産台数が回復し、自動車用品事業の業績が好転することが上振れの背景となる。同時に発表した4~12月期の税引き前損益は50億8400万円の赤字だったが、直近3カ月の10~12月期は77億5900万円と3四半期ぶりに大幅黒字を達成している。
株探ニュース