日山村硝が連日の急騰、低PBR銘柄への物色が続く
日本山村硝子<5210>が連日の大幅高。三菱製紙<3864>や日本製紙<3863>が高く、PBR(株価純資産倍率)が低水準の銘柄を物色する投資家の姿勢がこの日も顕著となっている。
PBRが1倍を下回る上場企業の多さはかねてから日本の株式市場の課題となっていたが、東京証券取引所がこうした状況の改善に向け、PBR1倍割れの企業に対し、自社の資本コストや資本収益性の的確な把握と、改善に向けた取り組みなどの策定、開示を強く要請する方向で検討を進めているとされている。日山村硝のPBRは0.17倍、三菱紙は0.22倍、日本紙は0.28倍にとどまっている。PBRの向上には収益性の拡大や株主還元の強化が選択肢となることから、企業側の新たな行動を期待した買いが入ったようだ。
株探ニュース