グロース市場が復活気配強める、ラッセル2000急騰に追随し中小型株人気に火
ここグロース市場の物色人気が復活の兆しをみせている。旧東証マザーズ指数である東証グロース市場250指数は前日まで3営業日続伸となっていたが、きょうも一時2%高で695.17まで水準を切り上げ、今年4月10日以来約3カ月ぶりとなる700台復帰を目前にとらえている。前日の米国株市場ではNYダウが740ドルあまりの大幅高をみせたが、一方で中小型株への買いが活発化し、中小型株で構成されるラッセル2000は3.5%高と急騰、5日連続で1%を超える上昇をみせ、5日間合計で12%近く水準を切り上げている。この流れが東京市場にも波及している。グロース250は5月30日に602.27で年初来安値をつけたが、その後は戻り足を鮮明としており、週足ベースで6月第3週は“トンボ足”を形成したが、それ以外は陽線5本を記録、今週も陽線となる可能性が高い。テクニカル的には長期波動の転換を示唆するに十分な状況にある。きょうは、時価総額で断トツのトライアルホールディングス<141A>のほか、時価総額上位に位置するカバー<5253>、ジーエヌアイグループ<2160>などが大きく買われ、指数押し上げに寄与している。
株探ニュース