丸一鋼管が3日ぶり反落、長期ビジョン発表も利益確定売りに押される
丸一鋼管<5463>が3日ぶりに反落した。17日の取引終了後、2031年3月期までの長期ビジョンを発表した。財務目標として最終年度の31年3月期に売上高を4000億円(24年3月期予想は2735億円)、営業利益を500億円(同305億円)、ROE(自己資本利益率)を10%(同7%)に引き上げる方針を示した、更に、連結配当性向に関しては50%(同38.9%)を目標とする。半導体製造工場の高品位ガス配管需要や、水素・アンモニアなど新エネルギー分野におけるステンレス鋼管需要などを取り込み、成長につなげる計画。ただ利益の成長率や株主還元方針に関して、サプライズ感は乏しいとの受け止めもあって、いったん利益を確定する目的の売りに押される格好となった。
株探ニュース