グリッドが急騰で3000円台復帰目前に、DC増設加速でAIによる電力の計画最適化ニーズも拡大
グリッド<5582>が急騰。12%高の2988円まで駆け上がり、前週2日につけた戻り高値2954円を払拭、6月7日ザラ場以来となる3000円大台復帰を指呼の間に捉えた。同社は電力の需給計画や海運の配船、物流といった社会インフラに絡む分野でAI技術を活用した計画最適化システムを手掛けている。AIエンジンの開発及びAIエンジン搭載のシステム実装、更に保守・運用サポートまでをワンストップで提供するAI関連の新星として見直し人気に乗っている。ここ数年来の業績変化率は目を見張るものがあり、営業利益は23年6月期の3倍化、24年6月期の76%増益に続き、25年6月期も前期比10%増の4億円と2ケタ成長を続ける見込み。生成AI市場の急拡大を背景に世界的にデータセンター(DC)の増設ラッシュとなるなか、増設に伴う電力需要の増加とその調整力に対するニーズも強まっており、同社の活躍余地に視線が集まっている。
株探ニュース