新興市場銘柄ダイジェスト:レントラックス、ファンデリーがストップ高
<9244> デジタリフト 1054 +62
一時ストップ高。米Amazonの広告事業であるAmazon Adsパートナーネットワークの「ベリファイドパートナー」に認定されたと発表している。パートナーネットワークに参加すると、Amazon Adsの新しいプロダクトの詳細を学び、マーケティングリソースなどにアクセスしてAmazon Adsのビジネスを管理できるほか、ビジネス目標をサポートできるパートナーとして広告主に発見されやすくなるという。
<7794> イーディーピー 1438 +160
大幅に5日続伸。量子デバイス開発用ダイヤモンド(111)単結晶基板を4月1日から発売すると発表している。自社の既存製品は、窒素濃度が8ppm以下含有しており、量子デバイス開発用の基板として窒素濃度の低減が求められていた。そのため、低窒素濃度の基板の製造技術を開発し、量子デバイス開発用の基板として製品化したという。ダイヤモンドの量子デバイス開発は活発化すると見込まれており、生産能力の向上も検討するとしている。
<3137> ファンデリー 384 +80
ストップ高。NTT<9432>傘下のNTTアグリテクノロジー(東京都新宿区)との協業を開始すると発表している。NTTアグリテクノロジーが納品する規格外のトマトを調理してファンデリーの工場でコラボ商品を開発・製造し、ファンデリーの国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」のECサイトやNTT東日本のスマートストア、NTT中央研修センターで発売する。NTT系列との協業は業績拡大に資するとの見方から、買いが入っているようだ。
<5618> ナイル 1180 +107
大幅に続伸。生成AI活用で業務改善を実現する「生成AIコンサルティングサービス」が1カ月で8社に導入決定されたと発表している。同サービスでは、業務の可視化を行った上で生成AI導入による効率化の可能性やコスト削減効果のレポーティングを行い、マイクロアプリケーションやプロンプト(指示文)の開発などの実行支援まで実施しているという。サービスの順調な拡販が好感され、買い優勢となっているようだ。
<6045> レントラックス 534 +80
ストップ高。24年3月期の期末配当予想を従来の12.00円から22.00円(前期末実績は記念配当10.00円を含む21.00円)に増額修正している。創業以来最高額の取扱高を計上する見込みとなったため、記念配当として10.00円を加えた。また、2月の取扱高が前年同月比14.3%減の20.32億円、売上高が3.7%増の2.95億円だったと発表している。パートナーサイト運営者(広告掲載媒体の運営者)数は、前月から486名増え、5万5238名となった。
<3691> デジプラ 593 +8
大幅に続伸。セレス<3696>及び統合マーケティングソリューションのBennu(東京都渋谷区)と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当でセレス、Bennuなど4者に計18万2300株を割り当てる。調達資金の約0.97億円は運転資金に充てる。セレスのポイ活サービスにデジタルプラスのデジタルギフトを通じたポイント交換体験などを提供する。また、デジタルプラスのフィンテック関連サービスにBennuのマーケティング知見などを活用する。
《ST》
株探ニュース