神鋼線が後場急動意、24年3月期利益及び配当予想を上方修正
神鋼鋼線工業<5660>が後場急動意している。午後1時30分ごろ、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を4億円から7億5000万円(前期比20.1%減)へ、純利益を2億8000万円から5億5000万円(同33.9%減)へ上方修正し、期末一括15円としていた配当予想を中間25円・期末5円の年30円としたことが好感されている。
上期において売上高が微減となったことから、売上高は350億円から330億円(同5.5%増)へ下方修正したものの、原材料価格やエネルギー価格などの高騰に対する販売価格の改定、高付加価値製品の販売拡大、徹底したコスト削減などに努めたほか、在庫評価の影響もあって利益予想は上方修正した。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高158億9200万円(前年同期比5.2%増)、営業利益5億2800万円(同52.8%増)、純利益4億5100万円(同8.4%増)だった。
株探ニュース