東邦鉛はS安ウリ気配、今期一転最終赤字に転落
東邦亜鉛<5707>はストップ安ウリ気配。前週末10日の取引終了後に24年3月期業績予想の下方修正を発表。売上高を1400億円から1318億円(前期比9.6%減)としたほか、最終損益を5億円の黒字から一転300億円の赤字(前期7億9400万円の黒字)に転落する見通しを示しており、失望売りを招いたようだ。
亜鉛価格の下落や減産、豪州ラスプ鉱山の粗鉱品位低下による影響が出る。また、豪州アブラ鉱山の持ち分法による投資損益の下振れ、ラスプ鉱山の減損や中国関係会社の売却損も大きく響く見込み。あわせて配当予想を50円から無配(前期75円)に見直した。同時に発表した4~9月期決算は売上高が619億3200万円(前年同期比16.0%減)、最終損益が257億1700万円の赤字(前年同期31億2400万円の黒字)だった。
株探ニュース