フジクラがS高、24年3月期業績及び配当予想を上方修正
フジクラ<5803>がストップ高の1558円に買われている。8日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を7600億円から7900億円(前期比2.0%減)へ、営業利益を540億円から630億円(同10.2%減)へ、純利益を410億円から450億円(同10.0%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を22円50銭から26円50銭へ引き上げ年間配当予想を49円(前期30円)としたことが好感されている。
エレクトロニクス事業で、サプライチェーン問題の影響による需要減が想定よりも軽微だったことや生産性改善が進んでいることが要因という。また、自動車事業部門で費用削減や顧客との間でコスト負担の適正化が進展したことも寄与する。
同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高5989億9100万円(前年同期比2.3%減)、営業利益514億4300万円(同9.0%減)、純利益357億9700万円(同23.0%減)だった。
株探ニュース