アルインコは水準切り下げる、中計ROE目標引き下げを嫌気
アルインコ<5933>はウリ気配スタートで水準を切り下げている。前営業日の2日取引終了後に24年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を見直すと発表。24年3月期の自己資本利益率(ROE)を9.0%から6.0%へ引き下げており、これを嫌気した売りが出ている。
売上高目標については610億円から624億円へ引き上げた。新型足場「アルバトロス」の採用ユーザー拡大などで売り上げ増は着実に進展しているものの、資源・エネルギー価格の高騰や円安が利益面で大きく響く見通し。
あわせて発表した23年3月期決算は、売上高が前の期比9.9%増の607億1700万円、純利益が同3.4倍の15億4600万円だった。また、24年3月期業績予想は売上高が前期比2.8%増の624億円、純利益が同9.9%増の17億円。配当は前期比据え置きの40円を見込む。
株探ニュース