MRT、前期最終を一転赤字に下方修正
6034MRT【連結】
業績修正PDF
MRT <6034> [東証G] が1月31日大引け後(17:10)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年12月期の連結最終損益を従来予想の8000万円の黒字→2億9000万円の赤字(前の期は5億1800万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4800万円の黒字→3億2200万円の赤字(前年同期は100万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)売上収益本年度の経営方針として定めたとおり、常勤紹介サービスおよび自治体業務受託拡大に向けた新たな取...
会社側からの【修正の理由】
(1)売上収益本年度の経営方針として定めたとおり、常勤紹介サービスおよび自治体業務受託拡大に向けた新たな取組および積極的な投資を遂行した結果、常勤紹介サービスは過去最高の売上収益を達成し、また自治体業務は、新規取引先の開拓および業務受託を行い順調に売上が伸長しました。一方で、オンライン診療と連携するために調剤薬局の運営を計画し、運営に係る売上収益を見込んでおりましたが、保険調剤開局に時間を要し、計画を見送り売上収益計上に至りませんでした。加えて、上記以外に医療情報提供などに係るサービスにおいては、営業戦略強化、体制構築および社内調整に時間を要したため、当社グループの売上収益は前回発表予想を下回る見込みとなりました。(2)各段階利益常勤紹介サービスおよび自治体業務受託拡大に向けて、人材獲得および拠点展開に係る体制構築に伴う先行投資、自治体業務業務において100百万円規模の収支赤字を伴うプロジェクト運営費用の発生など、本年度の費用が増加する見込みとなりました。なお、プロジェクト運営費用の発生については、2025度第二四半期に改善します。上記以外に、子会社サービスにおいて、2025年度以降の売上収益拡大に向けて、販売促進活動を積極的に実施、その活動に伴う費用が前期比約90百万円増加、体制構築に伴う収益構造の変革を実施しており、その結果ののれんなどの損失を約40百万円見込んでおりますまた、本年度の新たな事案として海外進出に向けた資本業務提携および投資ならびに組織体制構築に伴う一時的な支出が生じた一方で、収益への貢献は2025年度以降になる見込みであり、本年度においては減益の要因のひとつとなっております。上記を主な要因として、売上原価、販売費及び一般管理費、その他の費用が増加により、当社グループの各段階利益は、前回発表予想を下回る見込みとなりました。関連会社の展開する事業において各国政府が推し進める医療政策に対しての市場の反応は想定より鈍く、本年度の目標に対する進捗の遅れが生じております。また、MRTブランドによるASEANにおける人材サービス展開の準備に加えて、外部環境変化に柔軟に対応するため現関連会社の組織や体制・形態を抜本的に変更・編成に取り組んでおります。それらを踏まえて、海外に関する投資を損失処理したため、税引前当期利益は前回発表予想を下回る見込みとなりました。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 24.07-12 | 2,180 | 55 | 64 | 49 | 8.6 | 0 | 2024-08-14 |
IFRS |
| 新 24.07-12 | 1,940 | -215 | -401 | -321 | -56.1 | 0 | 2025-01-31 |
IFRS |
| 修正率 | -11.0 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2024.12 | 4,400 | 150 | 150 | 80 | 14.0 | 0 | 2024-02-14 |
IFRS |
| 新 2024.12 | 4,160 | -120 | -315 | -290 | -50.7 | 0 | 2025-01-31 |
IFRS |
| 修正率 | -5.5 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 23.07-12 | 2,168 | 46 | 43 | 2 | 0.4 | 0 | 2024-02-14 |
IFRS |
| 予 24.07-12 | 1,940 | -215 | -401 | -321 | -56.1 | 0 | 2025-01-31 |
IFRS |
| 前年同期比 | -10.5 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022.12 | 8,738 | 2,977 | 2,936 | 2,159 | 387.5 | 30 | 2023-02-14 |
IFRS |
| 2023.12 | 5,407 | 834 | 857 | 518 | 94.4 | 0 | 2024-02-14 |
IFRS |
| 予 2024.12 | 4,160 | -120 | -315 | -290 | -50.7 | 0 | 2025-01-31 |
IFRS |
| 前期比 | -23.1 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。