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EG Research Memo(2):ネット監視事業最大手から総合ネットセキュリティ企業に進化

特集
2018年6月25日 15時48分

■会社概要

1. 会社概要と沿革

イー・ガーディアン<6050>は、「“We Guard All” すべてのインターネット利用者に、安心・安全を提供します」を経営理念に掲げる、総合ネットセキュリティ企業である。1998年にコンテンツプロバイダ事業を主とするITベンチャー(旧社名:株式会社ホットポット)として誕生した。インターネット業界の創成期に様々な新事業を手掛けるなかで、2005年に掲示板投稿監視事業に一本化し、イー・ガーディアン株式会社に商号変更、その他の事業は売却している。2010年に東証マザーズに上場してからは、ネット監視事業のイーオペを完全子会社化(2012年、現イー・ガーディアン東北)、人材派遣業のパワーブレインを完全子会社化(2014年、現EGヒューマンソリューションズ)、デバッグ事業のトラネルを会社分割(2014年)、HASHコンサルティングを完全子会社化(2015年、現EGセキュアソリューションズ)、デバッグ事業のアイティエスを完全子会社化(2017年)と、M&A及び会社分割を行いながら、E-Guardian Philippines Inc.を設立するなど事業領域を拡大し、“総合ネットセキュリティ企業”としての基盤を確立した。現在は関係会社7社、全国6都市(東京、大阪、宮崎、熊本、仙台、郡山)及びフィリピンに拠点を持ち、1,178名の従業員(うち臨時従業員数919名)を抱える企業グループとなっている。2016年9月に東証1部に昇格した。

主力はゲームサポートとソーシャルサポート。全セグメントとも成長性が高い。監視系業務からカスタマーサポート系業務にシフトする傾向

2. 事業概要

同社は4つの事業から成る。売上げの主力はソーシャルサポート事業とゲームサポート事業であり、両事業で売上構成の73.2%を占める。4事業ともに成長性が高い。

ソーシャルサポート事業は、投稿掲示板やブログ・SNSなどのコミュニティサイトなどを対象に監視・カスタマーサポート、運用、分析といった多種多様な業務を代行する。厳選された人材による監視サービス(有人監視)が基本であるが、その効率を上げるために専門特化した監視ツール(システム監視)も併用される。独自開発されたAIシステムにより低コストかつ高品質なサービス提供をするうえで武器になっている。2017年に開始したLINEカスタマーコネクト関連サービスや仮想通貨取引の本人認証サービスもこの事業に含まれる。時代とともに監視系業務からカスタマーサポート系業務にシフトしている。全社売上の32.1%(2018年9月期第2四半期)を構成する。前年同期比で9.1%の成長である。

ゲームサポート事業は、オンラインゲームを運営するクライアントに対し、問い合わせ対応を始めとする運営をサポートするとともに、デバッグ等の周辺業務もトラネルを中心に展開する。ゲームをリリースする前に行うデバッグ作業からリリース後の問い合わせ対応までをワンストップで提供できる体制を整え、他社との差別化を狙う。全社売上の41.2%(同)を占め、同社最大の事業である。前年同期比では21.0%増収と成長性も高い。

アド・プロセス事業は、広告審査業務を始め、広告枠管理、入稿管理、広告ライティング等の業務を提供する。同社センターで請負う場合と派遣・常駐する場合がある。全社売上の12.1%(同)である。前年同期比で9.6%の成長である。

上記3事業の事業モデルの特徴は、対応量(件数)に応じた課金体系であり、リーズナブルな料金で専門的なサービスを受けられ、導入までのスピードが速いのも同社の特徴である。

その他事業は、人材派遣業務を行う子会社のEGヒューマンソリューションズ(旧パワーブレイン)や、脆弱性診断やセキュリティ対策サービスを展開する子会社のEGセキュアソリューションズ(旧HASHコンサルティング)、ハードウェアのデバッグ事業のアイティエスなどの業績などが含まれる。全社売上の14.7%(同)である。今期はアイティエスの業績がフルで計上されるため、前年同期比81.8%増収と成長性が最も高い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MW》

提供:フィスコ

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