キャリアリンク<6070>は26日、2024年3月期連結業績予想の修正を発表した。

2024年3月期連結業績予想(2023年4月-2024年3月)の売上高は前回発表予想比8.2％減の437.91億円、営業利益は同3.3％増の32.79億円、経常利益は同3.2％増の32.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.7％増の22.01億円、1株当たり当期純利益は185.52円に修正した。

2024年3月期については、受注を見込んでいた一部の経済対策関連案件等について、落札価格の低廉化が予想されたことから、想定する売上総利益が確保できないと見込まれる案件には応札しない方針に変更し、この結果、新規業務領域開拓等を行う営業開発についても、受注業務の継続性と収益性を重視した限定的な活動とした。更に受注できた新たな業務領域案件については、取引基盤を一層強固にする他、クライアント満足度向上、業務改善・品質向上に向けてBPO業務に習熟した人材を通常案件に比して多数投入したことなどから、2024年3月期連結の売上高は、前回予想より減少する見込みである。利益面は、事務系人材サービス事業、製造系人材サービス事業ともに受注案件の収支管理の強化と競争力強化を図るための人材採用や投資を行いつつ、販売費及び一般管理費の節減に努めたことなどから、すべての利益項目で前回予想を上回る見込みとなった。なお、2024年3月期の期末配当に関しては、前回予想通り、1株当たり120円から修正はない。

《SI》

提供：フィスコ

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