ディスコは売買代金首位確保も下値模索の展開、米アプライドMの決算目前で買い見送り
ディスコ<6146>は3日続落。今月7日のザラ場には4万7830円の戻り高値をつけたものの、その後は再び下値模索の展開が鮮明となっている。売買代金はプライム市場で首位となっており、マーケットの同社株に対する注目度の高さを裏付けるが、海外機関投資家のロングタームの実需買いが入らず、一方でしびれを切らした個人投資家の見切り売りが観測され株価を軟化させている。前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>などが売られ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4日続落と下落基調を強めている。米政府による先端半導体の対中輸出規制に対する警戒感が改めて強まっており、関連主力銘柄への向かい風は強い。そうしたなか、きょうは半導体製造装置世界トップのアプライド・マテリアルズ<AMAT>の決算発表を控えており、東京市場でもこの決算内容を見極めたいとの思惑が、ディスコをはじめ半導体製造装置関連株への買いを手控えさせているもようだ。
株探ニュース