中村超硬は4日連続ストップ高、値幅制限拡大でも上限に張りつく
中村超硬<6166>は200円高はストップ高となる758円でカイ気配に張りつく人気となっている。前日まで3日連続のストップ高を記録、きょうは値幅制限が上方拡大となり通常の2倍である200円となったが、それでも上限ラインで買い注文が集中する異色の展開となっている。人気化の発端は、17日取引終了後に科学技術振興機構(JST)の委託で取り組んできた開発課題「ゼオライトナノ粒子の製造技術の確立」について、JSTから成功認定されたと発表したこと。これに伴い、極めて低コストで粒子を製造することが可能となる。ゼオライトは結晶構造に由来したミクロ多孔性のアルミノケイ酸塩鉱物で工業用途における重要物質として知られる。これを手掛かり材料に投機資金が集中しているが、時価総額が100億円未満と小型なうえ、2018年の高値から直近安値まで株価が20分の1以下に下落していたことで、株式需給面から売り物が枯れ切っていたことが急騰相場につながった。
株探ニュース