ヤマシン-Fが急反落、22年3月期営業利益予想を上方修正も市場予想に届かず
ヤマシンフィルタ<6240>が急反落している。4日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を166億円から184億円(前期比26.1%増)へ、営業利益を15億円から17億円(前期1億4500万円の赤字)へ上方修正したが、営業利益で18億円前後を見込んでいた市場予想に届かないことから失望売りが出ているようだ。
主要得意先各社の生産活動の回復に伴う新車需要の急激な回復や稼働時間の増加により、上期の建機用フィルタが大幅な増収増益となったことに加えて、第3四半期以降の需要も引き続き高い水準で推移すると見込まれることが要因としている。なお、マスク生産設備のうち生産性が低く収益性の低下が認められた固定資産について減損損失を計上することから、最終利益は9億6000万円から7億5000万円(前期比0.1%減)へ下方修正した。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高95億5600万円(前年同期比45.6%増)、営業利益8億8700万円(前年同期5000万円の赤字)、最終利益3億2800万円(同1億5200万円の赤字)だった。
株探ニュース