マルマエが大幅反発、23年8月期業績予想を下方修正もアク抜け感強まる
マルマエ<6264>が大幅反発している。6月30日の取引終了後、23年8月期の単独業績予想について、売上高を87億円から68億300万円(前期比20.8%減)へ、営業利益を16億8000万円から7億3000万円(同69.1%減)へ、純利益を12億円から6億1200万円(同66.3%減)へ下方修正したが、アク抜け感から買われているようだ。
想定に対して半導体分野における市場環境悪化が長引いていることに加えて、デバイスの停滞以上に装置部品における在庫調整の影響が大きく、受注残を消化した23年5月以降の半導体分野の売り上げが大幅に減少する見通しとなったことが要因としている。また、第3四半期の工場稼働率の悪化による加工単価の上昇によって、多額の棚卸評価損が発生したことや、工場稼働率の低下に伴い新設機械に未稼働の遊休設備が発生し、遊休資産の減価償却費を計上することになったことも利益を押し下げるとしている。
同時に発表した第3四半期累計(22年9月~23年5月)決算は、売上高53億8100万円(前年同期比11.7%減)、営業利益7億7100万円(同55.7%減)、純利益5億900万円(同59.2%減)だった。
株探ニュース