技研製が急伸、中期計画下回る今期業績予想も増益見通しを評価
技研製作所<6289>が朝安後に切り返して急伸するなど、頑強な動きとなっている。11日の取引終了後、23年8月期の連結決算発表にあわせ、24年8月期の業績予想を開示した。売上高は前期比2.5%増の300億円、営業利益は同10.6%増の33億円、最終利益は同2.8倍の24億円を見込む。今期の売上高と営業利益の目標は、これまで中期経営計画で示していた目標値(売上高350億円、営業利益55億円)を下回る見通しだが、中期計画の下方修正は株価にはある程度織り込まれていたこともあって、増益計画を評価した買いが入ったようだ。
年間配当予想は前期と横ばいの40円とした。今期は橋脚や護岸、高速道路のリニューアル工事などに向け、インプラント工法の採用が拡大すると予測する。23年8月期の売上高は前の期比3.6%減の292億7200万円、最終利益は同73.8%減の8億4600万円だった。
株探ニュース