カワタは一時9%超の上昇、米テスラ株高でEV関連への物色の矛先強まる
カワタ<6292>が急動意、一時9%を超える上昇で1192円まで駆け上がった。米国株市場では米テスラ<TSLA>が復権の動きをみせ、昨年9月以来約10カ月ぶりの高値圏を走っている。米バイデン政権では電気自動車(EV)の普及促進に向け国策で支援する姿勢を強めており、東京市場でもこうしたEVシフトの動きが個別株を刺激している。そのなか、プラスチック成形関連機器のトップメーカーである同社は自動車業界向けで実績が高く、今後は車体軽量化がテーマとなるEV分野での活躍が期待されている。24年3月期は営業利益が前期比倍増となる12億8000万円を予想、にもかかわらずPBR0.7倍台で配当利回りも3.5%前後と高く、上値余地の大きさが意識されている。
株探ニュース