フロイント急騰、造粒・粉体技術の全固体電池向け新境地開拓に期待
フロイント産業<6312>が急騰、寄り付き直後に106円高の816円まで駆け上がる場面があった。製薬企業を需要先に造粒・コーティングを行う装置を製造している。しかし、この造粒・コーティング装置はバルク型の全固体電池の製造工程にも応用が利くことで、今後中長期的にEV関連の特需を取り込むことが可能となる。既に、同社の造粒・粉体技術は全固体電池の製造分野で実績を挙げているが、会社側では全固体電池専用の装置開発にも動いている。24年2月期は営業利益段階で前期比55%増の7億円予想と足もとの業績も回復色を強めている。株式需給面では、信用買い残が枯れた状態にあることも注目されるほか、前日の取引時間中に米ファンドのカナメ・キャピタルが同社株式5.02%の大株主に浮上したことが判明しており、これも株高を助長している。
株探ニュース