北川精機は大幅続落、新株予約権発行発表で希薄化を警戒
北川精機<6327>は大幅続落している。16日の取引終了後、野村証券を割当先とする第三者割当により、行使価額修正条項付第2回新株予約権を発行すると発表しており、株主価値の希薄化を懸念した売りが出ているようだ。
新株予約権の割当日は2月6日から8日までのいずれかの日で、発行総数は1万個(潜在株式数100万株)。潜在的な希薄化率は13.07%となる。なお、調達資金7億9963万円は、産業機械事業の更なる成長を目的とした新製品の研究開発と新たな成長市場開拓や、設計・製造プロセスの効率化及び生産体制強化、人材確保・育成などの投資に当てる予定だ。
同時に24年6月期の連結業績予想について、営業利益を6億8000万円から7億6000万円(前期比3.4%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想とした。売上高は60億円(同7.2%減)の従来見通しを据え置いたものの、製造原価低減への取り組みの効果などで利益は上振れる見通しとしている。
株探ニュース