東洋エンジが後場に急伸、今期経常増益・13円増配計画を好感
東洋エンジニアリング<6330>が後場に急伸している。15日午前11時半に24年3月期の連結決算とともに25年3月期の業績と配当予想を開示した。今期は売上高が前期比3.5%増の2700億円、経常利益は同7.2%増の75億円と、計画を上振れして着地した前期の水準を更に上回る見通し。年間配当予想は同13円増配の25円に設定し、業況と大幅な増配計画を好感した買いを誘ったようだ。
24年3月期の売上高は前の期比35.2%増の2608億2500万円、最終利益は同6.0倍の98億2100万円だった。インドや中国で進行中のプロジェクトの一部で進捗が想定を上回り、円安効果もあって完成工事高が増加した。粗利率が高い非EPC(設計・調達・工事)案件が堅調に推移したことも利益を押し上げる要因となった。25年3月期の受注目標は2500億円で、想定為替レートは1ドル=150円とした。
株探ニュース