タカトリがS安ウリ気配、電子部品の供給停滞長期化など響き第1四半期大幅減益
タカトリ<6338>はウリ気配でスタートしたのちは気配値を切り下げ、ストップ安の6250円水準でウリ気配となっている。13日の取引終了後に発表した第1四半期(22年10~12月)連結決算が、売上高25億4400万円(前年同期比3.6%減)、営業利益2億6900万円(同40.0%減)、純利益2億100万円(同37.9%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。
国内外でパワーデバイス市場の設備投資意欲が旺盛なことに加えて、市場のニーズを捉えた装置の開発が奏功し、電子機器事業で新素材加工機器の受注・売り上げが堅調に推移した。また、医療機器事業も販売額が大幅に増加したが、新型コロナウイルス感染症の影響が根強く残る繊維機器事業が低調に推移したほか、電子部品の供給停滞状況の長期化や原材料高騰も響き大幅減益となった。
なお、23年9月期通期業績予想は、売上高160億円(前期比56.5%増)、営業利益22億円(同62.8%増)、純利益16億円(同55.6%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース