オルガノが大幅高で新値街道まい進、今期最終益は一転過去最高予想で半導体向け成長の期待も
オルガノ<6368>が大幅高で新値街道をまい進している。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表した。今期の最終利益の見通しは112億円から140億円(前期比19.4%増)に引き上げた。減益予想から一転して、前期に続き過去最高益の更新を見込む。年間配当予想は16円増額して82円(株式分割後ベースで前期比20円増配)に見直した。同社は半導体関連向けの超純水製造装置を手掛けている。発表を受け、国内で相次ぐ大規模な半導体工場新設の恩恵を受ける銘柄として、投資家の注目が一段と高まったようだ。
上期(4~9月)は電子産業分野を中心に国内外の大型プラント案件でコストダウンや収益改善策に取り組み、利益率が改善。為替差益の発生も寄与し、利益が上振れる見通しとなった。一方、通期の売上高の見通しは据え置いた。上期は想定よりも工事の進捗が遅れた案件があり、売上高は計画を下回った。年間では想定通りの工事の進捗を見込む。
株探ニュース