タダノが急伸、24年12月期営業利益予想を上方修正
タダノ<6395>が後場終盤になって急伸している。午後3時ごろ、24年12月期の連結業績予想について、売上高を3150億円から2900億円(前期比3.5%増)へ下方修正した一方、営業利益は200億円から230億円(同25.3%増)へ上方修正したことが好感されている。
第3四半期累計(1~9月)業績を踏まえて通期業績の見直しを行ったことが要因。前期に比べて、慢性的なオペレーター不足や4月1日から適用された労働時間上限規制の影響などで国内建設用クレーンの需要が減少しているものの、売価の改善や為替の影響などが利益を押し上げるという。最終利益は、欧州事業再生に伴う約55億円の特別損失を計上するため95億円から65億円(同16.4%減)に下方修正した。
なお、同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高2126億8900万円(前年同期比4.3%増)、営業利益194億800万円(同47.1%増)、最終利益87億7900万円(同77.8%増)だった。
株探ニュース