日金銭が急騰、スマート遊技機向け需要や円安追い風に今期業績・配当予想を引き上げ
日本金銭機械<6418>が急騰した。8日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高の見通しを286億円から302億円(前期比19.6%増)、最終利益の見通しを11億円から20億円(同36.4%減)に引き上げた。年間配当予想は2円増額し14円に見直しており、これらを評価した買いが集まった。
4~9月期の売上高は前年同期比8.4%増の133億2100万円、最終利益は同6.2%増の13億7100万円となった。売上高は計画に対しやや未達となった半面、スマート遊技機関連機器が好調に推移。外貨建て資産の換算差益が発生したことなどを背景に、利益は計画を上振れして着地した。遊技機関連市場での需要は今後、一服が見込まれるとしながらも、部材不足の影響が下期には一掃されるとし、グローバルゲーミングセグメントを中心に当初の想定を上回る見通しとなったという。
株探ニュース