ダイコク電機---23年3月期は2ケタ増収・大幅増益、情報システム事業が大幅に伸長
ダイコク電機<6430>は15日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比30.5%増の318.24億円、営業利益が同237.4%増の40.19億円、経常利益が同211.5%増の42.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同138.2%増の29.27億円となった。
情報システム事業の売上高は前期比40.6%増の262.09億円、セグメント利益は同152.8%増の54.90億円となった。AIホールコンピュータ「X(カイ)」へのシステムアップや、スマート遊技機専用ユニットを含む同社カードユニット「VEGASIA」、パチスロ機への需要が高いファン向け情報公開端末「BiGMOPREMIUM」の販売台数が好調に推移した結果、前期を大幅に上回った。『サービス』の売上は、主要なサービスが堅調に推移したほか、「ClarisLink」、「Market-SIS」、スマート遊技機登場による市場変化への対応に関連したMIRAIGATEサービスの加盟店舗数が増加した
制御システム事業の売上高は前期比2.1%減の56.39億円、セグメント利益は同73.8%減の1.40億円となった。パチンコ機向けの表示ユニット及び制御ユニット販売は前期を下回ったが、部品販売は好調に推移し、前期を上回った。また、取引先遊技機メーカーの民事再生手続きによる債権に対する貸倒損失及び子会社の未回収の債権に対する貸倒損失を計上した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比19.4%増の380.00億円、営業利益が同4.5%増の42.00億円、経常利益が同2.1%増の43.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.5%増の30.00億円を見込んでいる。
《SI》
株探ニュース