竹内製作所、今期経常を一転9%増益に上方修正、配当も5円増額
6432竹内製作所【連結】
業績修正PDF
竹内製作所 <6432> が9月30日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年2月期の連結経常利益を従来予想の122億円→144億円(前期は132億円)に18.4%上方修正し、一転して8.7%増益見通しとなった。
同時に、3-8月期(上期)の連結経常利益も従来予想の76.5億円→101億円(前年同期は67.5億円)に32.8%上方修正し、増益率が13.2%増→50.3%増に拡大し、6期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の53円→58円(前期は53円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
第2四半期連結累計期間(2021年3月1日~2021年8月31日) 当社グループの主要販売市場である欧州、...
会社側からの【修正の理由】
第2四半期連結累計期間(2021年3月1日~2021年8月31日) 当社グループの主要販売市場である欧州、北米でともに予想を大きく上回る製品需要が継続しております。欧州では前回発表予想を大きく上回る売上高となる一方で、米国では港湾周辺での物流混雑と陸上でのトラック不足が影響したこと等により、旺盛な製品需要にも関わらず、前回発表予想並みの売上高となる見通しです。 以上により、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、主要通貨の為替レートが前提より円安で推移したことも追い風となり、売上高、利益面ともに前回発表予想を大きく上回る見通しです。 通期(2021年3月1日~2022年2月28日) 当上期からの旺盛な製品需要が継続していることから、第2四半期末の受注残高が過去最高となり、第3四半期以降も好調な販売が継続すると見込んでおりましたが、東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン等の影響で、半導体工場が一時的な稼働停止に追い込まれたため、当社製品の一部の機種の部品に装着する電子部品が不足し、8月中からの生産の一部に影響が出る事態となりました。 世界的な半導体需要の高まりにより、東南アジアで生産される電子部品の供給不足解消の見通しは不透明ながらも、2021年12月頃を目途に供給が回復に転ずるとの前提をもとに、下期の連結業績予想を見直した結果、生産調整を要する一部機種の販売台数の減少を見込むものの、通期連結の販売台数及び売上高は、前回発表予想を上回る見通しです。また、利益面につきましては、製造コストの上昇、海上運賃の高騰が期初の想定を上回る見込みとなったことから、下期の各段階利益は前回発表予想を下回る見通しです。 以上により、下期の連結業績は前回発表予想に対して増収減益となるものと見込むものの、上期の増収増益予想を加味した結果、通期の連結業績は売上高、利益面ともに前回発表予想を上回る見通しとなりました。 なお、当第2四半期連結累計期間の実勢為替レート(期中平均)は1米ドル=109.44円、1英ポンド=152.38円、1ユーロ=131.02円、1人民元=16.76円であり、第3四半期以降の前提為替レートは1米ドル=108円、1英ポンド=148円、1ユーロ=127円、1人民元=16.60円としております。(前回発表予想では1米ドル=107円、1英ポンド=148円、1ユーロ=127円、1人民元=16.40円)
当社は、株主の皆様に対する利益配分を経営の重要課題の一つとして位置付けております。利益配分につきましては、経営体質の強化並びに今後の事業展開に備えるために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当の継続に努めることを基本方針としております。なお、当社は2021年内に長野県小県郡青木村に工場用地を取得予定であり、当用地での新工場建設も含めまして、事業拡大を見据えた資金需要が内在しております。 以上を総合的に勘案した結果、2022年2月期の期末配当予想につきましては、前回予想から1株当たり5円増配の58円に修正いたします。なお、前期実績より5円の増配となります。 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 21.03-08 | 68,700 | 7,600 | 7,650 | 5,600 | 117.4 | 0 | 2021-04-09 |
連結 |
| 新 21.03-08 | 74,228 | 9,958 | 10,160 | 7,481 | 156.9 | 0 | 2021-09-30 |
連結 |
| 修正率 | +8.0 | +31.0 | +32.8 | +33.6 | +33.6 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.02 | 123,300 | 12,100 | 12,200 | 8,900 | 186.6 | 53 | 2021-04-09 |
連結 |
| 新 2022.02 | 134,000 | 14,200 | 14,450 | 10,600 | 222.3 | 58 | 2021-09-30 |
連結 |
| 修正率 | +8.7 | +17.4 | +18.4 | +19.1 | +19.1 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20.03-08 | 53,177 | 6,814 | 6,758 | 4,916 | 103.1 | 0 | 2020-10-09 |
連結 |
| 予 21.03-08 | 74,228 | 9,958 | 10,160 | 7,481 | 156.9 | 0 | 2021-09-30 |
連結 |
| 前年同期比 | +39.6 | +46.1 | +50.3 | +52.2 | +52.1 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020.02 | 115,913 | 12,649 | 12,403 | 9,091 | 190.6 | 50 | 2020-04-09 |
連結 |
| 2021.02 | 112,254 | 13,207 | 13,298 | 9,765 | 204.8 | 53 | 2021-04-09 |
連結 |
| 予 2022.02 | 134,000 | 14,200 | 14,450 | 10,600 | 222.3 | 58 | 2021-09-30 |
連結 |
| 前期比 | +19.4 | +7.5 | +8.7 | +8.6 | +8.6 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。