モリタHDは軟調、今3月期営業27%増益に大幅増額し増配発表も全般地合い悪で利食い優勢に
モリタホールディングス<6455>が軟調、全般波乱相場のなか5日ぶりに反落となっている。同社は消防車両のトップメーカーで国内シェアは6割と群を抜く。消防車は国内外で需要増勢にあり、同社の収益を押し上げている。31日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の100億円から120億円(前期比27%増)に大幅増額した。修正前の時点で小幅に過去最高利益を更新する予想にあったが、それが大きく上乗せされる格好となった。更に好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の50円から54円(前期実績は48円)に上方修正した。これを評価する形で寄り付きは買いが優勢だったが、その後は全体相場の下げに引きずられマイナス圏に沈んだ。
株探ニュース