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<動意株・1日>(大引け)=大豊工業、サイバー、虹技など

材料
2024年2月1日 15時05分

大豊工業<6470>=後場動意。1日午後2時、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。経常利益の見通しを22億円から29億円(前期比2.4倍)に引き上げ、買いを誘う形となった。為替レートが想定よりも円安で推移しており、利益が上振れする見込みとなった。一方、中国の景気減速などを背景にアジア地域での販売が想定を下回っているとし、売上高の見通しは1140億円から1120億円(同6.5%増)に引き下げた。

サイバーエージェント<4751>=活況高で3連騰。全体悪地合いの間隙を縫って一時8%を超える上昇で一気に1000円台を回復する場面があった。同社株が4ケタ大台に乗せたのは昨年7月下旬以来となる。1月31日取引終了後に発表した24年9月期第1四半期(23年10~12月)決算は営業損益が62億8400万円(前期は12億5500万円の赤字)だった。祖業で収益主力を担うネット広告事業が好調で全体損益の改善に貢献した。利益水準は事前の市場コンセンサスを上回ったことで、好決算を評価する買いが流入した。

虹技<5603>=急伸。31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を上方修正した。今期の売上高予想は258億4000万円から261億円(前期比2.3%減)、最終利益予想は3億1000万円から4億8000万円(同2.8%増)に引き上げた。減益予想から一転して、増益を見込む。年間配当予想は10円増額して60円(同25円増配)に見直しており、これらを評価した買いが入ったようだ。国内で製品の販売価格の是正とコスト改善活動の効果が出る。中国では景気減速を背景に厳しい事業環境が続くなか、受注活動に注力した結果、売り上げが順調に推移することが見込まれ、業績予想に織り込んだ。4~12月期の売上高は前年同期比1.2%減の193億4800万円、最終利益は同33.5%増の3億8600万円となった。

三菱化工機<6331>=上げ足加速で連日の昨年来高値更新。石油・化学装置を主力にエンジニアリング事業を展開するが、工事採算の改善に加え原価低減効果や販管費減少なども反映され、足もとの利益は会社側想定を上回って好調に推移している。1月31日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の32億円から40億円(前期比59%増)に増額、これがサプライズを誘った。また、最終利益は有価証券売却による特別利益を計上したことで50億円(同64%増)と営業利益を上回り、時価予想PERはわずか6倍と割安感が顕著だ。年間配当も今期は前期実績に20円増配となる100円を計画するなど株主還元にも前向きに取り組んでおり、大口の実需買いを誘引している。

アルー<7043>=3日ぶり急反発。同社は1月31日取引終了後、人材育成や組織開発などを手掛けるエナジースイッチ(東京都千代田区)の全株式を取得し、子会社化すると発表しており、これが材料視されているようだ。株式譲渡実行日は4月1日を予定。これにより、同社はエナジースイッチが持つ顧客基盤に自社サービスの提供ができるほか、エナジースイッチの強みを生かしたコンテンツの提供を行うことによる相乗効果が期待できるとしている。

ベガコーポレーション<3542>=物色人気にストップ高。家具や雑貨などのeコマースを手掛けるが、足もとの業績はコスト削減努力によって利益率の改善が急となっている。同社が1月31日取引終了後に発表した24年3月期第3四半期(23年4~12月)決算は営業利益が前年同期比41%増の3億200万円と大幅な伸びを達成した。特に10~12月期でみると前年同期比2.8倍という高変化でこれを材料視する形で投資資金が流入している。テクニカル的にも500円近辺を横に走る75日移動平均線を足場に一気に上放れる形となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

株探ニュース

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