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ヒーハイスト Research Memo(2):高度な精密部品加工が主力事業。直動機器のOEM供給やレース用特殊部品多い

特集
2018年7月17日 15時58分

■会社概要

1. 会社概要

ヒーハイスト精工<6433>の設立は1962年に遡り、現在の主力事業は、高度な精密部品加工である。主に3つの領域(直動機器、精密部品加工、ユニット製品)で事業を展開しているが、主要顧客としてTHKやホンダを抱えており、同社の技術力が高いことを裏付けている。ただし現在は、大部分がOEM供給、レース用車種の特殊部品等であることから、業績が急成長する可能性は小さい。今後は、現在持っている高い加工技術を生かして新分野へ展開することで成長を目指している。

2. 沿革

同社は、1962年に創業者尾崎久壽彌(おざきくすや)氏によって川崎市に設立された。久壽彌氏は慶應義塾大学の文系の卒業であったが、これからの日本は物づくりが重要であるとの認識から、様々な部品加工を行う同社を設立した。その後1964年にはリニアボールブッシュの研究開発を開始、翌年には他に類のない含油焼結合金ソリッド型保持器の開発に成功して、画期的リニアボールブッシュの製造に着手した。1968年には日本精工<6471>とリニアボールブッシュのOEM供給契約を締結、NSKブランドで販売を開始した。その後、1980年には工作機械及び産業機械等の直動案内機構用としてアンギュラウェイの製造販売を開始、1987年にはポジショニングステージ及びパラレルメカニズム構造の位置決めステージを開発、数々の特許を取得した。

1990年にはリニアボールブッシュでTHKとの取引を開始したのに伴い、秋田市豊岩工業団地に秋田工場を新設した。さらに1997年には球面軸受の特許を取得し、1999年から製品を販売している。さらに1999年にはプレス機械や金型用の高剛性直動軸受けに最適なサーキュラアークローラガイドを開発し、販売を開始した。2004年株式公開を機に2005年、現在の代表取締役社長尾崎浩太(おざきひろた)氏に社長交代する。2010年には円筒直動軸受に「回転ベアリング一体型ボールスプラインユニット」「ミニチュアボールねじスプライン(BSSP)」の2製品をラインアップした。さらに小径直動ベアリング「有限ストロークボールスプライン」シリーズ12種を発表している。

その後も2013年に民生向けリニアボールブッシュ「UTB(Utility Track Ball)」の販売を開始、2014年には釣り用ルアーの大手メーカーであるメガバス(株)の新可動ウエイトシステム「LBO(Linear Bearing Oscillator)」に同直動軸受技術が採用された。2016年にはUTBシリーズにスリムタイプ、ロングタイプ、ロングスリムタイプを追加してラインアップを拡充した。

株式については、2004年に日本証券業協会へ店頭登録され、その後取引所の合併等に伴い、現在では東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《SF》

提供:フィスコ

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