ジェイテクトは逆行高で新値圏にらむ、最終利益大幅増額で超低PBRが買いを呼び込む
ジェイテクト<6473>は全般地合い悪のなか、逆行高で一時49円高の1074円まで上値を伸ばし3月9日につけた年初来高値1100円を視界に捉えてきた。軸受けメーカー大手で自動車向けパワーステアリングや工作機械などでも高い実績を持つ。自動車部品が好調なほか、軸受けも高水準の需要獲得が進んでいる。26日取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表した。売上高は従来予想を若干減額したものの、最終利益を従来見通しの250億円から340億円に大幅増額、前の期比では64%増の急拡大となる。コスト削減努力を進める一方、製品価格の値上げ効果が利益に反映され、米国での税負担減少効果も発現する。PBRが0.5倍台と超割安圏にあることで、買いが誘導されやすくなっている面もあるようだ。
株探ニュース