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前澤給装 Research Memo(1):給水装置事業で安定的な収益拡大と周辺領域拡大により持続的な成長を目指す

特集
2023年12月14日 16時11分

■要約

前澤給装工業<6485>は東京都目黒区に本社を置く給水装置の総合メーカーとして、サドル付分水栓、止水栓、継手といった製品の設計・製造・販売を行っている。「きれいな水」「安全な水」「おいしい水」と「快適な住空間」を届け、豊かな社会の実現に貢献することを使命とし、会社の存在意義としている。大切な水を人々の暮らしへとつなぐ給水装置のトップメーカーとして成長し、近年は屋内給水・給湯配管部材や床暖房部材の製造販売を手掛け、事業領域を拡大している。

1. 2024年3月期上期の業績概要

2024年3月期上期連結業績は、売上高15,636百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益1,190百万円(同9.2%増)、経常利益1,259百万円(同7.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益808百万円(同4.5%増)となった。新設住宅着工戸数は低調に推移したが給水装置事業、住宅・建築設備事業で販売価格改定の効果があり、収益は堅調な伸びを示した。

2. 2024年3月期の業績見通し

上期を終えた段階で2024年3月期の連結業績に変更はなく、売上高31,500百万円(前期比1.6%増)、営業利益2,250百万円(同3.0%増)、経常利益2,350百万円(同3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,580百万円(同10.2%増)予想を据え置いた。新設住宅着工戸数が伸び悩み、景気動向の不透明感から今後も不安定な状況が続く懸念があるものの、販売価格改定や業務効率化によるコスト削減を推進、増収増益を確保、売上高は連続最高額を更新する計画としている。

3. プライム市場からスタンダード市場への移行を決定し、上場維持にかかる負荷を本来の事業成長に振り向け企業価値を高める

同社は東京証券取引所(以下、東証)のプライム市場への移行にあたり、2022年5月に2025年3月期を最終年度とする「中期経営計画2024」を策定したが、2023年9月22日にプライム市場における上場維持基準を全てクリアしているものの、スタンダード市場への選択申請の決定を行い、10月20日に移行した。同社は水道用給水装置メーカーとして水道インフラ分野を軸に、屋内配管分野などへ事業領域を拡大、住宅・建築設備事業などにも事業展開してきたものの、「規模や領域」を考慮し、スタンダード市場がより適合していると判断して決定したとしている。なおプライム上場維持にかかる負荷を本来の事業成長分野に対し集中的に振り向け、高機能製品を拡大することで中長期的な企業価値の向上が図れるとしている。

■Key Points

・給水装置の総合トップメーカーとして生活に欠かせない「水」の安定供給を支えて事業拡大

・2024年3月期は1.6%増収、3.0%営業増益と売上高は連続最高額を更新、営業利益も増確保計画

・スタンダード市場へ移行を決定し、上場維持負荷を本来の事業成長に振り向け企業価値を高める

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

《SI》

提供:フィスコ

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