イーグル工が一時16%高の急騰演じる、前期営業2割増益達成で配当大幅増額も好感
イーグル工業<6486>が上げ足を一気に加速、一時16%を超える急騰で1523円まで上値を伸ばした。今回の決算では自動車部品や車載機器など自動車業界向け製品を手掛けるメーカーの好調が目立っている。同社はNOK系のメカニカルシール(油封止部品)大手で自動車向けを主力としている。10日取引終了後に発表した23年3月期決算で、営業利益は前の期比23%増の92億6400万円と大幅な利益成長を達成した。続く24年3月期については前期比2.5%増の95億円見通しと保守的ながら、トップラインは7%の伸びを見込むなど増収基調を維持する見通しにあり、株価指標面でもPER10倍弱、PBRが0.6倍台と割安感が強いことで上値を見込む買いが優勢となった。なお、前期配当は従来計画に20円の大幅上乗せとなる70円(今期も70円配継続)とし、配当利回りが4.7%台と高いことも物色人気を助長している。
株探ニュース