新興市場銘柄ダイジェスト:エクサウィザーズとアストロスケールが大幅反発
<5031> モイ 277 +15
大幅続伸。11日の取引終了後、25年1月期通期業績予想の上方修正を発表し、これを材料視した買いが先行している。売上高を65.36億円(4.6%増)へ、経常利益を1.87億円(118.9%増)へと従来の減収減益予想から増収増益予想へ見直した。「ツイキャス」は、ライブ配信市場における競争環境の変化及びクリエーター活動の多様化の影響を一定程度受けてはいるが、ユーザー満足度向上を目指して開催したユーザー参加型キャンペーン等の施策の効果などを理由としている。
<6537> WASHハウス 361 +8
反発。ヨシカワとの業務提携を発表し好感されている。同社は丈夫で移設可能なコンテナハウスとセルフランドリーが一体となったコンテナ型セルフランドリー店舗の展開を目指しており、ヨシカワはコンテナハウスに関する事業で高い企画力を持ち多数の施工実績をあげている。今回の業務提携で、両社の商品やサービスに関するノウハウや技術を相互に利用し、顧客に対してより高い付加価値、新たな価値観を提供できるとともに、「建物のユニット化」を実現させることで事業のさらなる発展が期待されるとしている。
<4259> エクサウィザーズ 319 +28
大幅反発。11日の取引終了後に住友生命保険が運用を予定しているAIを活用した営業職員の育成システムの開発を支援したことを発表し、好材料視されている。同社は、AI・生成AIを活用するためのプラットフォームである「exaBase」を中核として、課題解決のコンサルティングからUI・UXの設計・試行、サービス/システムの実装・運用まで一気通貫で支援できることを強みとしており、21年8月に住友生命と“Well-beingTech”領域で業務提携していて今回の取り組みもその一環という。
<186A> アストロスケール 986 +97
大幅反発。英国連結子会社であるAstroscale Ltdが、英国宇宙庁(UKSA)との間で、COSMICフェーズ2の契約を獲得したと発表したことを好感され、大幅に反発している。契約金額は195万英ポンド(税抜、約3.6億円)となっている。COSMICは、低軌道上に存在する運用を終了した英国の衛星2機の除去を行う英国のデブリ除去プログラムである。同社グループでは、今後継続的な既存デブリの除去サービスを展開するうえで、COSMICを重要なプロジェクトと位置付けている。
<3187> サンワカンパ 425 +20
反発。11日の取引終了後、横幅をミリ単位でオーダーできる「ピッタミラー」が好調に推移していることを発表した。近年のトレンドである横幅の広い洗面台に対応すべく開発した商品で、幅450~2300mmの間で横幅をミリ単位でサイズオーダーできる柔軟さが好評となっている。「ピッタミラー」は急成長を続けており、24年4月の発売後4ヶ月で、実際に、開発当初に掲げた売上計画と比較して250%超の伸長率となっている。
<4772> ストリームM 124 +9
反発。11日の取引終了後に、2022年12月期より廃止していた株主優待制度を再開することを発表し、好材料視されている。毎年12月31日を基準日とした同社株主名簿に記載された、同社株式10単元(1,000株)以上を保有している株主を対象としてQUOカード1,000円分を進呈する。同社株式への投資に対する魅力を高め中長期に渡り保有してもらうこと、また株主の増加を図ることが同社企業価値の向上に繋がると判断したとしている。
《ST》
株探ニュース