フルテックが3日ぶり反発、23年12月期業績は計画上振れで着地
フルテック<6546>が3日ぶりに小幅反発している。15日の取引終了後、集計中の23年12月期の連結業績について、営業利益が従来予想の3億7000万円から4億4000万円(前の期比6.3倍)へ、純利益が1億7000万円から2億5000万円(同2.7倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
期末に完工予定だった工事物件が今期にずれ込んだことにより、売上高は130億円から127億8000万円(同7.1%増)へ下振れたものの、利益率の高いリニューアルが堅調に推移したことに加え、採算管理の強化に努めたことで工事損失引当金が想定よりも減少したこと、更に経費圧縮の効果などにより利益は上振れた。
同時に、セキュリティーボックスをはじめとする組み込み系制御システムの企画・設計・開発・製造を行うワイズ・コーポレーション(東京都中野区)株式の98.7%を16日付で取得し子会社化すると発表した。ワイズ社の優れた技術開発力がグループに加わることで、新しい商品開発の可能性が広がることに期待しているという。取得価額は非開示。なお、23年12月期業績への影響は軽微としている。
株探ニュース