新興市場銘柄ダイジェスト:ELTA-Pは大幅に反発、ジャパニアスが年初来安値
<6579> ログリー 546 +8
大幅に続伸。成果保証型インフルエンサーマーケティングを支援するサービス「バズリスタ」を正式にリリースしたと発表している。キャスティングから動画制作、その後の広告配信と成果分析までをワンストップで支援するインフルエンサー施策のトータルソリューション。予算に応じて「再生回数」を保証(最低保証)していることが最大の特徴で、例えば予算が50万円なら50万再生を最低保証するという。
<9558> ジャパニアス 2630 -500
年初来安値。24年11月期第1四半期(23年12月-24年2月)の営業利益を前年同期比25.5%減の1.47億円と発表している。IT関連の市況が追い風となり、高単価案件の受注が増加したことから売上高は16.5%増の26.65億円と堅調に推移したが、エンジニア採用で積極的な投資をしたことから販管費が膨らみ、減益となった。通期の営業利益予想は前期比22.0%増の10.20億円で据え置いた。
<168A> イタミアート 1809 +56
一時ストップ高。前日に新規上場して公開価格(1600円)を上回る2000円で初値を付けたが、終値では1753円と水準を切り下げており、本日は値頃感から買いが集まっている。BtoB向けECサイトを通じた大型セールスプロモーション商材の企画・販売などを手掛けており、25年1月期の営業利益予想は前期比26.7%増の2.44億円。直近の新規株式公開(IPO)銘柄としての注目度に加え、堅調な業績見通しも投資家の買い安心感を誘っているようだ。
<5892> yutori 1970 -54
大幅に反発。東証が9日から信用取引に関する規制措置を解除しており、売買活性化への期待から買いが入っている。東証は前日まで新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を実施していた。日証金も貸借取引の銘柄別増担保金徴収措置を解除した。yutori株は前日に14%以上も急落しており、押し目買いも入っているようだ。
<2158> FRONTEO 655 +14
大幅に3日ぶり反発。新規性・ポテンシャルの高い標的遺伝子を紹介する「Novel Targets Library」を開設したと発表している。独自技術の紹介の一環で、自社開発AI「KIBIT」を用い、創薬可能性の高い標的遺伝子を可視化する新たな解析手法を活用している。第1弾として「高血圧症」について新規標的遺伝子を公開した。今後、順次疾患の追加を予定しているという。
<4598> DELTA-P 847 +39
大幅に反発。ベネトクラクス(VTX)治療前歴(1回)のある急性骨髄性白血病(AML)患者を対象とする開発品「DFP-10917」とVTXの併用療法の臨床第1/2相試験の実施が米食品医薬品局(FDA)から許可されたと発表している。AMLの標準療法(アザシチジンとVTXの併用療法)を凌駕できる可能性を見極めることが目的。DFP-10917は、AML(難治性・再発)を適応症とする点滴静注剤。
《ST》
株探ニュース