天昇電気工業---1Qは増収、アメリカ成形関連事業が2ケタ増収に
天昇電気工業<6776>は9日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.6%増の64.43億円、営業利益が同26.6%減の1.50億円、経常利益が同25.3%減の2.59億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同30.9%減の1.62億円となった。
日本成形関連事業の売上高は前年同期比8.0%減の47.40億円、セグメント利益は同87.0%減の0.30億円となった。自動車業界における生産調整の影響を受け、業績は予測を下回った。
中国成形関連事業の売上高は前年同期比8.9%増の1.25億円、セグメント損失は0.02億円(前年同期は0.09億円の損失)となった。引き続き物流産業資材及び機構品部品の販売拡大に努めた。
アメリカ成形関連事業の売上高は前年同期比50.4%増の15.06億円、セグメント利益は0.60億円(前年同期は0.75億円の損失)となった。メキシコ第二工場稼働率の上昇に伴い生産量が順調に拡大している。
不動産関連事業の売上高は前年同期比0.0%減の0.71億円、セグメント利益は同7.9%増の0.62億円となった。相模原市の賃貸建物、二本松市所在の土地から構成されている。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.5%増の300.00億円、営業利益が同31.7%増の14.00億円、経常利益が同5.8%増の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.2%減の9.00億円をとする期初計画を据え置いている。
また、同日、2025年3月期の期末配当金について、前回予想から2.00円増額の5.00円とすることを発表した。これにより、2025年3月期の1株当たり配当金は、年間で5.00円(前期と変わらず)となる。
《SI》
株探ニュース