日立造に大量の買い注文、世界最大級の容量持つ全固体電池開発報道受け人気集中
日立造船<7004>が大量の買い注文に値がつかず、カイ気配スタートで値を飛ばしている。4日の日本経済新聞が、「日立造船は容量が世界最大級の全固体電池を開発した。容量は1000ミリアンペア/時で同社の従来品から約7倍に増えた」と報じた。これを材料視する形で買い人気が集中した。現在の2次電池市場はリチウムイオン電池が主流だが、電解液の発火性などが課題となっており、電解液の部分を固体材料に変えた全固体電池はそのリスクを解消できるほか、電気貯蔵能力やエネルギー効率の高さから次世代電池として注目度が高い。そうしたなか、今回の報道は日立造船の株価を強く刺激する格好となった。
株探ニュース