三菱重が反発、スペースジェットの開発事実上凍結と報じられ開発費負担軽減の期待
三菱重工業<7011>が反発している。きょう付けの複数のメディアで、国産初のジェット旅客機である「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を事実上凍結する方向で調整していると報じられていることを受けて、開発費負担の軽減につながるとの見方から買われているようだ。
スペースジェットは、これまで6度の延期により納入開始が遅れ、21年度以降の開始を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、顧客である航空会社の需要回復が当面見込めないことが、開発凍結の背景にあるもよう。報道に対して三菱重は、「当社及び三菱航空機が発表したものではない。さまざまな可能性を検討していることは事実だが、開発の凍結を決定した事実はない」としている。なお、スペースジェット事業を含めた次期事業計画を10月30日発表予定の第2四半期決算を合わせて発表するとしている。
株探ニュース