川重が年初来安値を更新、22年3月期経常利益及び純利益予想を下方修正
川崎重工業<7012>が後場一段安で年初来安値を更新。同社は午前11時30分に、22年3月期連結業績予想について、売上高は1兆5300億円から1兆5500億円(前期比4.1%増)へ上方修正するものの、経常利益を280億円から220億円(前期は28億5500万円の赤字)へ、純利益を190億円から150億円(同193億3200万円の赤字)へ下方修正すると発表しており、失望売りが出ている。
売上高の増額は、モーターサイクル&エンジン事業などでの増収が見込まれるため。一方、持ち分法適用会社の業績悪化に伴い、経常利益と純利益は下方修正した。なお、純利益では税金費用の改善が見込まれるとして、下方修正は小幅にとどまるとした。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は204億600万円(前年同期は218億8300万円の赤字)。通期計画400億円(前期は53億500万円の赤字)に対する進捗率は51.0%となった。
株探ニュース