IHIは上げ幅拡大、25年3月期営業利益予想及び配当予想を上方修正
IHI<7013>は上げ幅を拡大している。午後1時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を1100億円から1450億円(前期701億3800万円の赤字)へ、最終利益を600億円から850億円(同682億1400万円の赤字)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を50円から70円(年120円)へ引き上げたことが好感されている。
売上高は従来予想の1兆6000億円(前期比21.0%増)を据え置いたものの、民間向け航空エンジン事業において,上期の実績を踏まえて円安で推移した為替の影響を反映させた。また、前回発表時の想定から、PW1100G-JMなどの新製エンジンの販売台数の減少やスペアパーツ販売の拡大、整備期間の長期化に伴う費用発生の遅れなども織り込んだ。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高7574億8800万円(前年同期比61.1%増)、営業利益772億6300万円(前年同期1570億3100万円の赤字)、最終利益393億900万円(同1375億6600万円の赤字)だった。
同時に、子会社IHI運搬機械の運搬システム事業をタダノ<6395>に譲渡すると発表した。譲渡価額は非開示。なお、25年3月期業績に与える影響は軽微としている。
株探ニュース